AREUM Art Network企画展
私は光州を知らない
What's happened in Gwangju in May,1980?

会期/ 2005年12月20日(火)ー25日(日)
午前9:00ー午後5:00(午後4時30分までにご入場下さい)

会場/ 京都市美術館別館1階
   
主催/ アルン・アート・ネットワーク(AREUM Art Network)
後援/ 「光州の記憶から東アジアの平和へ」京都展実行委員会

私は光州を知らない

私は故郷を知らない

私は25年前を知らない

私は25年前、韓国光州であったことを知らない

私は1980年5月にあった光州虐殺を知らない

ある日、「光州」を問いかけられた

凡々と過ぎゆく日常風景が裂ける

裂け目からの逆照射は2005年に何をうつしだすのか

   

 

1980年韓国、長く続いた軍政に対し、学生、市民による民主化要求運動は前年に引き続き強まっていった。5月15日にはソウルで5万人、翌16日に は光州で3万人のデモが行われた。それに対して前年末クーデターにより成立した新軍部は全国に戒厳令を敷き、金大中ら民主人士や市民・学生を逮捕し鎮圧 しようとした。18日、軍は屈しない光州に対して、2万の完全武装軍を投入。光州市民はその蛮行に反発し、30万の市民が抗争に参加した。10日間に及ぶ軍の武力制圧により、学生・市民等200余名の死者、5000名以上の負傷者をだした。光州事件(光州虐殺)である。光州で流された多くの血は、その後の韓国民主化の礎となった。

あれから25年が過ぎた。

日本の社会、そして韓国の社会も変化した。「鋼鉄の時代」20世紀から「電子の時代」21世紀へと歯車は周り、慌ただしく乗り換えを余儀なくされた 人々は自らの意識の働きを変化させた。急速な変化は図らずも日本に韓流ブームというものさえ巻き起こした。韓国では日本文化が解禁された。
 光州事件ばかりでなく、「鋼鉄の時代」の事件や出来事は、引き出しに仕舞われることもなく、そのまま置き去りにされた。充分な「精製」も「刻印」もせずに人々は行ってしまった。いや、行かざるをえなかった。

今年2月、光州民主化運動25周年を追悼する展覧会が沖縄の佐喜真美術館で行われた。光州事件を東アジアにおける反国家暴力へのさきがけとして評価し、未来に向けて平和を祈念しようとするもので、続けて12月に京都でも企画された。在日コリアンアーティスト・ネットワークであるアルン(AREUM Art Network)は、この企画に共鳴し、それに呼応するAREUM企画展を行うこととした。

AREUM企画展『私は光州を知らない』には、あえて25年前を知らない若いアーティスト6名が選定された。彼らは歴史を振り返る、再考するといったことより、放置された事件、時間を日本の今日的状況の空隙から「出会う」作業に取り組んだ。

――――――――――――――――――
出品アーティスト※若年順
金勉植 Kim Myun Sik
『私は光州を知らないー「知る」ことの真の試み』
1983年兵庫県生まれ。タブロー、インスタレーション、写真など幅の広い
表現活動を展開している。
国際シンポジウム「ディアスポラ・アートの現在」出品と報告。
Neo Vessel AREUM'04-'05
東京アートプロジェクトTOKYO MARBLE POLKA ディレクター
東京在住

康貞淑
 Kang Jung Suk
『私は光州を知らないー「死者の上であぐらをかく者」』
1975年大阪生まれ。版画をベースにしながらも様々な表現方法、発表を展開している。
今立現代紙展97優秀賞、全国大学版画買い上げ賞、京展など
Neo Vessel AREUM'04-'05では、大阪アートプロジェクト「ペウムトー記憶の器」の
ディレクターを務める。コラボレーション・ギャラリー(アーティスロング・京都)にて個展を開催
大阪在住

金暎淑 Kim Young Suk
『私は光州を知らないーーーー光州を飲め!〜抵抗カフェより〜』
1974年福島県生まれ。個展、グループ展で作品発表をするかたわら
韓国のアート事情を新聞取材するなど幅広く活動する。
2002光州ビエンナーレ出品
Neo Vessel AREUM'04-'05では東京マーブルツアーを企画実施する。
川口在住

河専南 Ha Jeon Nam
『私は光州を知らないー支配する者=独裁シャワー』
1974年長野県生まれ。「痛み」などをテーマに独自のフォルムで表現、
主にインスタレーションで独特の世界を構築し展開している。
1999アルン展、2002アルン展、Neo Vessel AREUM'04-'05
個展など
東京、長野在住

林栄実
 Lim Young Sil
『私は光州を知らないー民の正義、国の反逆そこに生まれし新たな権力』
1968年兵庫県生まれ。第8回JALLAビエンナーレ、コリア統一美術展、
1999アルン展、2002アルン展、土の下を流れる水展(大阪/ソウル)などに参加
Neo Vessel AREUM'04-'05神戸プロジェクト「普通コンプレクス」ディレクターを務める。
姫路在住
――――――――――――――――――

関連開催
光州民主化運動25周年記念
光州の記憶から東アジアの平和へ
 
会期/ 2005年12月13日(火)ー25日(日)
   午前9:00ー午後5:00(午後4時30分までにご入場下さい)
会場/ 京都市美術館別館2階
主催/ 「光州の記憶から東アジアの平和へ」京都展実行委員会
共催/ NPO洛西文化ネットワーク・NPO京都社会文化センター
後援/ 立命館大学国際平和ミュージアム、立命館大学コリア研究センター、龍谷大学教職員組合、韓国民団京都府本部、在日朝鮮人総聯合会京都府本部、アルン・アート・ネットワーク、京都新聞社、KBS京都、NHK京都放送局、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、光州市立美術館、光州国際交流センター、光州YMCA国際委員会、5.18記念財団、KBS光州放送局

 
 
 
 
                     
 
2005areum Copyright(C) 2005 AREUM Art Network. All Rights Reserved.